30分ドラマの台頭 短い時間で伝える 短い時間で理解する時代
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増えた!30分ドラマ
月9ドラマの視聴率の低迷やドラマ枠の深夜移動、またシニア向けの昼ドラなど 変化が見られるドラマの世界。特に最近は30分枠のドラマが増えているようです。
①4号警備 | NHK 土曜ドラマ
これまでの土曜ドラマの時間を大胆に30分に短縮。
その第1弾が『4号警備』
アクションもさることながら、伏線もちりばめられ、無駄のないストーリー展開が
30分に見事に凝縮されている。
②MBS/TBSドラマイズム「光のお父さん」
会話が少なくなった父と子がファイナルファンタジーのゲームの世界で
子が正体を隠して父のゲームを助ける、という実際の話をもとに
ドラマ化。
ゲームと現実の世界を行き来しながらも、ストーリーに破綻がなく
面白い。
③嘘なんてひとつもないの | NHK プレミアムよるドラマ
今年3月にNHK、BSプレミアムで放送されたドラマ。
ひきこもりの青年がネットで知り合った女性に
心を開く中で、憧れであったパイロットを目指していく、が・・・。
CMプランナー篠原誠さんが原案で、30分でまさにCMのような展開で
わずか4回でありながら、意外なドンデン返しもあり、かつ爽やかなドラマ。
④動画配信時代にテレビドラマに求められているもの
youtubeや見逃し配信などが台頭している今、短い時間で
物語の展開を理解出来る、感情移入ができる内容が求められている気がします。
かつてのように、月曜日の21時に家に帰らないと、ドラマが見られないという
時代ではもうないです。
どこでも、いつでも手軽にスマホで動画を見られる今、
通勤電車内でも見られる時間、
少しのスキマで見られる内容が
今後のテレビドラマの要素かもしれません。
その分、視聴者であるぼくもまた、
短い時間でそのドラマの世界観を理解する力も求められているのかもしれません。
⑤2時間サスペンスが消えて、1時間ドラマもいずれ消える
大胆に考えると、今後は1時間のドラマですら
特に夜21時、22時の時間帯のドラマも消えるかもしれません。
手軽に見られるもの、バラエティや情報番組に変わるか、もしくは
30分2本立てに変わっていくかもしれません。
⑥ちょっと考えすぎかもしれないが・・・考える力、リテラシーが低下
とにかく手軽に内容を知る、これは便利に感じますが
物事を予想する力やじっくりと物語の流れを見る、考える力が
失われていくのではないか、
リテラシーが低下していくのではと危惧しています。
それゆえにぼくは
ぼくらは、メディアの作り手の意図を組みながら、
また短い時間で伝える力を受けとめる
短い時間で理解する力を・・・考える力を身につけなくてはいけないのかも
しれないですね。